桜谷軽便鉄道 (さくらだにけいべん鉄道)

鉄っちゃんのあいだでは非常に有名な桜谷軽便鉄道南山線です。
2001年に開業して今では海外からも見学者が来るほどの人気の鉄道です。

レールの規格は15インチ(381mm)の立派な鉄道です。
オーナーの持元節夫さんがほとんど一人作り上げた、まさに一人プロジェクトX!

それでは桜谷軽便鉄道のある大阪府豊能町へ能勢電鉄で。

田園風景の中の単線を走る能勢電鉄。車両は阪急と同じもので相互乗り入れもしています。


能勢電の終着駅 妙見口駅
能勢の妙見さんで親しまれている神社があります。
冬のあいだはケーブルが運行停止なのでここから自力で登らないといけないためか
ほとんど人がいませんでした。

ここはその昔、オオクワガタの一大名産地でもありました。
能勢産のオオクワガタは姿が良いので人気がありましたが、クワガタブームで乱獲が進み
いまではほぼ絶滅状態とも言われています。


妙見口駅から南に20分ほど歩くと桜谷軽便鉄道の看板がありました。

そしてすこし歩くと

おお!

あの山の上で何かが動いている!

ものすごい人気です。
鉄っちゃんもたくさんいますが、ここでは子供が主役です。
路線廃止イベントなんかでは時に殺伐としてしまう鉄っちゃんですが、
こういうミニ鉄道ではみんな笑顔です。楽しそうです。



ここでは運転士の免許をもったスタッフ達がボランティアで運行をサポートしています。
鉄道を運行している!という責任感と誇りがお顔から拝見できます。


今回はソニックを乗せにきただけですが、希望者には運転も可能です。
運転会の朝から運転講習会を行っていて、免許が交付されます。
免許は車両別になっています。



客車に乗せていただくだけなら何も入りません。
お金もいりません。

切符をもらうだけです。



SL登場!




オーナーの持元さん(左)

こんなすごいものを作り上げた情熱には頭が下がります。
しかも車両も含めてすべて手作りです。
まさにキングオブホビーです。

というか、もう趣味とはいえないかも。



ソニックも大満足のようで良かった良かった。


ちなみにこの写真、なにか腑に落ちない点があるんですけど。

車両のなかには子供が3人。
前には俺だけだったんですが。

BY 坂本